クマ取りの方法は、大きく「手術」と「注入治療」に分かれます。手術には、下まぶたの裏側から脂肪を取る経結膜脱脂術、裏側から脂肪をくぼみへ移す裏ハムラ法、皮膚を切開して脂肪の移動と皮膚の切除を行う表ハムラ法、余分な皮膚を取り除く下眼瞼たるみ取りの4つがあり、注入治療にはヒアルロン酸・脂肪注入・肌育注射があります。どの方法が合うかは、クマの色ではなく、膨らみ・くぼみ・皮膚のたるみ・色味のどれが原因かで決まります。
この記事では、エクラクリニック大宮で行っている術式を軸に、クマの種類の見分け方、4つの術式と注入治療の違い、原因別の選び方、年代による傾向、料金とリスクをまとめました。各術式の詳細はクマ取り・目の下のたるみ治療の施術ページでもご案内しています。
この記事で分かること
- 青クマ・茶クマ・赤クマ・黒クマの原因と、自分で見分ける目安
- 経結膜脱脂術・裏ハムラ法・表ハムラ法・下眼瞼たるみ取りの違い(切る場所・脂肪の扱い・皮膚の切除・傷跡・ダウンタイム)
- ヒアルロン酸・脂肪注入・肌育注射が向く目元
- 「膨らみを引っ込める」「くぼみを埋める」の2工程で考える選び方
- 手術で変わらないクマと、組み合わせる治療
- 各術式の料金とリスク
クマの種類と原因:まず自分のクマを見分ける
クマ取りの方法を選ぶ前に知っておきたいのが、クマの種類です。クマは大きく青クマ・茶クマ・赤クマ・黒クマに分けられ、複数のタイプが重なる場合もあります。見た目の色だけで自己判断せず、膨らみ・くぼみ・皮膚の状態を合わせて診察しますが、ご自宅でできる目安もあります。
| 種類 | 主な原因 | 見分ける目安 | 主な治療の方向 |
|---|---|---|---|
| 青クマ | 皮膚の薄さや血流の状態。睡眠不足や疲れで目立つことも | 皮膚を軽く引っ張ると色が薄くなる | 薄い皮膚のうるおいと厚みを整える肌育注射など。手術だけでは変わりにくい |
| 茶クマ | 紫外線や摩擦などによる色素沈着 | 皮膚を軽く引っ張っても色が変わらない | ピコトーニング、ハイドロキノンなどの外用薬、こすらないスキンケア。手術だけでは無くならない |
| 赤クマ | 突出した眼窩脂肪に押し出された眼輪筋の色が薄い皮膚から透ける | 膨らみの下に赤みが見える | 脱脂や脂肪の再配置、注入治療 |
| 黒クマ | 膨らみ・くぼみ・皮膚のたるみがつくる段差が影として見える | 上を向くと影が薄くなる | 脱脂・ハムラ法・たるみ取りのなかから原因に合う方法 |
手術の対象になるのは主に黒クマと赤クマで、青クマ・茶クマは色そのものに働きかける治療を選びます。色のクマと膨らみが重なっている方では、手術で段差を整えても色が残ることがあるため、診察で「どこまでが手術で変わる部分か」を確認することが大切です。種類別の治療は目元・クマのお悩みページでも整理しています。
クマ取りの方法:4つの術式の違い
エクラクリニック大宮では、経結膜脱脂術・裏ハムラ法・表ハムラ法・下眼瞼たるみ取りの4つの術式に加え、脂肪注入やヒアルロン酸注入にも対応しています。4つの術式は、切開する場所、脂肪を取るか移すか、皮膚のたるみを取り除けるかが異なります。
| 術式 | 切開する場所 | 脂肪の扱い | 皮膚の切除 | 傷跡・抜糸 | 腫れの目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経結膜脱脂術 | 下まぶたの裏側(結膜) | 余分な眼窩脂肪を取り除く | できない | 皮膚に傷跡なし・抜糸なし | 2〜3日がピーク、1〜2週間 |
| 裏ハムラ法 | 下まぶたの裏側(結膜) | 脂肪をくぼみへ移動して固定 | できない | 皮膚に傷跡なし・抜糸なし | 2〜3日がピーク、1〜2週間 |
| 表ハムラ法 | 下まつ毛の際の皮膚 | 脂肪をくぼみへ移動して固定 | 余分な皮膚や筋肉を切除できる | 細い傷跡・術後約1週間で抜糸 | 1週間がピーク、3〜4週間 |
| 下眼瞼たるみ取り | 下まつ毛の際の皮膚 | 必要に応じて脂肪を取り除く | 余分な皮膚を切除する | 細い傷跡・術後約1週間で抜糸 | 1週間がピーク、大きな腫れは2週間 |
経結膜脱脂術:膨らみを取り除く、切らないクマ取り
下まぶたの裏側にある結膜を数ミリ切開し、膨らみの原因となっている眼窩脂肪を左右のバランスを見ながら取り除く手術です。皮膚の表面に傷跡が残らず、皮膚の抜糸もないため、クマ取りの手術として多く選ばれています。膨らみや黒い影が気になり、皮膚のたるみが比較的少ない方に向いています。取り過ぎると目の下がくぼんだり、かえってたるんで見えたりすることがあるため、内側・中央・外側の脂肪の張り出し方とくぼみの深さを確認し、必要な分だけを調整します。くわしくは目の下の脂肪取り(経結膜脱脂術)のページをご覧ください。
裏ハムラ法:皮膚を切らずに膨らみとくぼみを同時に整える
同じく結膜側から行い、前に張り出した眼窩脂肪を取り除くのではなく、くぼんでいる部分へ移動させて固定する手術です。余っている脂肪を足りないところへ移すため、原則としてほかの部位からの脂肪注入やヒアルロン酸を加えずに段差を整えられます。皮膚側の眼輪筋を傷つけずに行えるため涙袋の形を保ちやすく、皮膚を切除しないため外反や引きつれも起こりにくい方法です。膨らみとくぼみがあり、皮膚のたるみが比較的少ない方に向いています。詳細は裏ハムラ法のページにまとめています。
表ハムラ法:膨らみ・くぼみ・皮膚のたるみをまとめて整える
下まつ毛の際に沿って皮膚を切開し、眼窩脂肪をくぼみへ移動・固定したうえで、余分な皮膚や筋肉も切除する手術です。膨らみ・くぼみ・皮膚のたるみ・小じわへまとめてアプローチできる一方、下まつ毛の際に細い傷跡が残り、腫れが落ち着くまでの期間も結膜側の手術より長くなります。皮膚を取り過ぎると下まぶたが外側に引っ張られる外反の原因になるため、目を開けたとき・上を見たときの皮膚の余り方と下まぶたの張りを確認し、無理のない切除量を決めます。40代以降で皮膚の弾力の低下を感じる方に向いています。表ハムラ法のページもご覧ください。
下眼瞼たるみ取り:余分な皮膚を取り除き、ハリのある目元へ
下まつ毛のすぐ下を切開し、たるみの程度に応じて皮膚や脂肪を切除して、たるみやしわ、クマの改善を目指す手術です。皮膚だけを切除する方法と、眼窩脂肪の除去(脱脂)を組み合わせる方法があり、眼輪筋のゆるみが目立つ場合は引き上げて固定します。皮膚のたるみやしわが目立ち、抜糸を含むダウンタイムを確保できる40代〜50代以上の方に特に向いています。くわしくは下眼瞼たるみ取りのページでご案内しています。
注入治療によるクマ取りの方法
手術と注入治療は、どちらも目の下の段差を目立ちにくくする治療ですが、膨らみや皮膚を取り除くか、ボリュームを補うかというアプローチが異なります。くぼみや肌の薄さが主な原因であれば注入治療が選択肢となり、手術と併用することもあります。一方で、大きな脂肪の膨らみや余分な皮膚は注射だけでは取り除けないため、手術が適しています。
| 注入治療 | 向いている目元 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ヒアルロン酸注射 | くぼみや影が主な原因 | ダウンタイムが短く、注入量の調整で顔立ちに合わせられる | 体内に吸収されるため定期的な治療が必要。まれに血管閉塞による皮膚障害や視力障害などの重い合併症 |
| 脂肪注入(エクラリッチ) | 目の下から頬にかけてのくぼみ・こけ | ご自身の脂肪を使うため自然な仕上がりが期待でき、なじんだ脂肪は比較的長持ち | 脂肪の採取が必要なため負担と費用がかかる |
| 肌育注射(リジュランiなど) | 目元の皮膚の薄さ、ハリ、小じわ | ダウンタイムが短く自然な仕上がりが期待できる | 深いしわや強いたるみへの効果は限られる |
ヒアルロン酸と手術のどちらを選ぶかは、多くの方が迷うところです。膨らみ・くぼみ別の判断は「クマ取りとヒアルロン酸はどっち?目の下の膨らみ・くぼみ別の選び方」で、目の下へのヒアルロン酸注入そのものは目の下のヒアルロン酸|クマ・くぼみへの注入とチンダル現象でくわしく説明しています。各注入治療の料金や製剤はヒアルロン酸注射・脂肪注入・肌育注射の各ページでご確認ください。
クマ取りの方法を選ぶ考え方:膨らみを引っ込める・くぼみを埋める
どの方法も、黒クマの主な原因である前に張り出した眼窩脂肪の影を整える治療ですが、膨らみの下のくぼみと皮膚のたるみへの対応が異なります。膨らみの下にくぼみがあると段差が大きくなるため、クマ取りでは「膨らみを引っ込める」「くぼみを埋める」の2つの工程を考えます。
| 目元の状態 | 向いている方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 膨らみだけで、くぼみも皮膚のたるみも少ない | 経結膜脱脂術 | 脂肪を取り除くだけで十分なことが多い |
| 膨らみとくぼみがあり、皮膚のたるみは少ない | 裏ハムラ法(または脱脂+注入) | 脂肪をくぼみへ移して2つの工程を同時に行える。涙袋を保ちやすい |
| 膨らみとくぼみがあり、皮膚のたるみ・小じわも目立つ | 表ハムラ法 | 脂肪の移動と皮膚の切除を同時に行える |
| 皮膚のたるみやしわが主で、膨らみは少ないか脱脂を併用 | 下眼瞼たるみ取り | 余分な皮膚を取り除ける。膨らみがあれば脱脂を組み合わせる |
| 膨らみは少なく、くぼみや影が主 | ヒアルロン酸・脂肪注入 | 移動できる脂肪が少ないため、ボリュームを補うほうが向く |
| 膨らみは少なく、色(茶・青)や皮膚の薄さが主 | ピコトーニング・外用薬・肌育注射 | 脂肪を取る手術だけでは色は変わりにくい |
エクラクリニック大宮では、術式ありきではなく目元の状態から選ぶことを基本にしています。いちばん気になっているお悩みとご予算をうかがい、必要のない脂肪注入や追加の治療を前提にせず、効果的で無駄のない治療を優先します。「脱脂だけでよいのか、裏ハムラ法が合うのか分からない」という方も、術式を決めずにそのままご相談いただけます。
年代による傾向
経結膜脱脂術は20代〜40代で目の下の膨らみが気になってきた方に、表ハムラ法は40代以降で皮膚の弾力の低下を感じる方に、下眼瞼たるみ取りは40代〜50代以上で目の下のたるみが多い方に特に向いています。ただし年齢だけで判断することはせず、診察で治療の必要性と適応を確認します。若い方や、日によって目立ち方が変わるクマのご相談も受け付けています。
ほかの方法が合う場合
- 目の下の皮膚のたるみやしわが多い方:経結膜脱脂術や裏ハムラ法は皮膚を切除しないため、皮膚そのもののたるみやしわは直接取り除けない
- 目の下にあまり膨らみがない方:移動できる脂肪が少ないため、注入治療などのほうが向いている場合がある
- 過去に目元の脂肪除去などを受けた方:移動できる脂肪が残っていないことがある。過去の施術歴は必ず診察時に伝える
- 色のクマが主な方:茶クマにはピコトーニングや外用薬、青クマには肌育注射を検討し、こすらないスキンケアと紫外線対策を見直す
クマ取りの施術の流れとダウンタイム
- ご予約・ご相談:LINEまたはWEBからご予約ください
- 医師による診察・カウンセリング:目元の状態や施術歴、服薬状況を確認し、適した術式とリスク、ダウンタイム、費用を説明します
- デザイン・麻酔:切開部位や脂肪の調整範囲をデザインし、術式や診察結果に応じた麻酔を行います
- 施術:麻酔を行ってから手術し、術後の状態を確認したうえでご帰宅いただきます
- 術後の診察・アフターケア:ご自宅での過ごし方をお伝えし、必要に応じて経過観察や抜糸を行います
手術は通常1回で、麻酔方法は術式や診察結果に応じてクマ取りの施術ページの流れのとおりご案内します。結膜側の手術は腫れが2〜3日をピークに1〜2週間ほどで落ち着くことが多く、皮膚を切開する手術は腫れが3〜4週間ほど続き、術後約1週間で抜糸します。内出血はどの術式でも2〜3週間ほど残る場合があります。術式ごとの経過と仕事・メイクの再開時期は「クマ取りのダウンタイム|腫れ・内出血はいつまで?術式別の経過と過ごし方」でくわしくまとめています。
クマ取りの料金
| 術式 | 通常価格 | モニター割 | キャンペーンモニター |
|---|---|---|---|
| クマ取り(経結膜脱脂術) | 198,000円 | 118,000円 | 79,800円 |
| 裏ハムラ法 | 440,000円 | 264,000円 | 176,000円 |
| 表ハムラ法 | 550,000円 | 330,000円 | 220,000円 |
| 下眼瞼たるみ取り | 330,000円 | 198,000円 | 132,000円 |
※2026年11月2日時点の料金表の金額で、すべて税込です。モニター割・キャンペーンモニターは目隠しモニターの条件付き価格で、キャンペーンモニターは期間限定です。適用条件、麻酔や併用治療などの追加費用の有無は診察時にご案内します。初診料・再診料は0円です。最新の料金と適用条件は料金表でご確認ください。
クマ取りと同時に中顔面へ脂肪注入を行う場合は、クマ取り併用割の料金があります。適応と範囲は診察で判断します。
クマ取りのリスク・受けられない方
術後は腫れ、むくみ、内出血、痛み、目のごろつき、乾燥、結膜の充血などが生じることがあります。仕上がりに関しては左右差、凹凸、くぼみ、膨らみの残存、たるみの残存、傷跡・赤み・硬さなどが起こることがあり、経過によって追加の治療が必要になる場合があります。手術に伴う合併症として、感染、出血・血腫、下眼瞼外反、まぶたの閉じにくさ、複視、麻酔薬などへのアレルギー、まれに視力障害などの重い合併症が起こる可能性があります。急な見えにくさ・視力低下、強い目の痛み、急速に増える腫れ、止まらない出血がある場合は、様子を見ず直ちに当院へご連絡ください。
妊娠中・授乳中の方、目のまわりに感染や強い炎症がある方、出血しやすい病気がある方、全身状態が安定していない方、麻酔薬に重いアレルギーがある方は手術を受けられないか、時期をずらす必要があります。抗凝固薬・抗血小板薬などの服薬、緑内障やドライアイなど目の病気、過去の目元の手術や注入治療がある方は、必ず診察時にお知らせください。薬は自己判断で中止しないでください。起こりうる仕上がりの問題は「クマ取りの失敗例|くぼみ・取り残し・外反を避ける考え方と修正の選択肢」、手術後の長期的な変化は「目の下の脱脂から10年後はどうなる?クマ取りの持続と再発の考え方」で説明しています。
クマ取りの方法に関するよくある質問
- Q. 切らないクマ取りとは何ですか?
- A. 下まぶたの裏側(結膜)から行う経結膜脱脂術や裏ハムラ法を指すことが多い呼び方です。皮膚の表面に傷跡が残らず皮膚の抜糸もありませんが、結膜側を数ミリ切開する手術であり、腫れや内出血のダウンタイムはあります。
- Q. 脱脂と裏ハムラ法はどちらがよいですか?
- A. 膨らみの下にくぼみがない方は脱脂だけで十分なことが多く、くぼみがある方には脂肪をくぼみへ移す裏ハムラ法が向いています。皮膚のたるみやしわが目立つ方には表ハムラ法を検討します。
- Q. クマ取りの手術で茶クマや青クマは治りますか?
- A. 茶クマは色素沈着、青クマは皮膚の薄さや血流が主な原因で、脂肪を取る手術だけでは変わりにくいタイプです。ピコトーニングや外用薬、肌育注射など、色や皮膚に働きかける治療を検討します。
- Q. 何歳から相談できますか?
- A. 年齢だけで判断することはせず、診察にて治療の必要性と適応を確認します。未成年の方は、ご予約時に受診条件をご確認ください。
- Q. クマ取りに保険は使えますか?
- A. 美容目的で行うクマ取り・目の下のたるみ治療は、健康保険が適用されない自由診療です。費用は診察時にご説明し、ご納得いただいたうえで手術を行います。
クマ取りの方法は、経結膜脱脂術・裏ハムラ法・表ハムラ法・下眼瞼たるみ取りの4つの手術と、ヒアルロン酸・脂肪注入・肌育注射の注入治療があり、膨らみ・くぼみ・皮膚のたるみ・色味のどれが原因かで選び方が変わります。クマの種類が分からない段階でも、埼玉・大宮のエクラクリニック大宮で診察を受けていただければ、術式を決めずにそのままご相談いただけます。
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- よくあるご質問
監修医師
エクラクリニック大宮 院長 山洞 龍馬(さんどう りょうま)。日本美容外科学会(JSAS)正会員。経歴と資格はクリニック・院長紹介をご覧ください。
クリニック案内
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 医院名 | エクラクリニック大宮 |
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