目の下のヒアルロン酸は、目の下のくぼみや、頬との境目の段差にボリュームを足し、影を目立ちにくくする方法です。くぼみが主な原因のクマには合いやすい一方、目の下のふくらみが原因のクマは、ヒアルロン酸だけでは整えにくいことがあります。
この記事では、目の下のヒアルロン酸が向いているクマと向いていないクマの見分け方、手術との使い分け、青く透けて見えるチンダル現象などのリスク、料金の目安をまとめます。エクラクリニック大宮で使う製剤や施術の流れは、ヒアルロン酸注射の施術ページでもご案内しています。
この記事で分かること
- 目の下のヒアルロン酸で整えやすいクマ・整えにくいクマ
- 黒クマ・青クマ・茶クマ・赤クマとの関係
- クマ取り手術とヒアルロン酸の使い分け、組み合わせ
- チンダル現象、長引くむくみ、凹凸などのリスクと防ぎ方
- 目元だからこそ注意したい血管塞栓の症状
- 料金の目安と施術後の過ごし方
目の下のヒアルロン酸で整えられるもの
目の下は、皮膚が薄く、骨や脂肪の形がそのまま見た目に出やすい部位です。年齢とともに目の下の脂肪や頬のボリュームが減ると、目の下から頬にかけて溝のような段差ができ、そこに影が落ちてクマのように見えます。目の下のヒアルロン酸は、このくぼみや段差を下から支えるようにボリュームを足し、影を目立ちにくくします。
目の下のヒアルロン酸で変わりやすいのは、次のような状態です。
- 目の下から頬にかけて、斜めの溝や段差がある
- 目の下がくぼんで、疲れて見える・老けて見える
- クマ取りの手術(脱脂)のあとに、くぼみや影が残っている
- 目の下のふくらみは小さいが、その下のくぼみが目立つ
反対に、皮膚そのものの色や、強いふくらみ、たるんだ皮膚の余りは、ヒアルロン酸を足しても変わりにくい部分です。どのタイプかを見分けることが、目の下のヒアルロン酸で満足できるかどうかの分かれ目になります。
クマの種類と、目の下のヒアルロン酸が合うかどうか
クマは、ひとつの原因だけでなく、ふくらみ・くぼみ・色・皮膚の状態が重なっていることがよくあります。当院のクマ取り・目の下のたるみ取りのページの説明をもとに、クマの種類ごとの考え方を表にまとめました。
| クマの種類 | 主な原因 | 目の下のヒアルロン酸 | ほかに検討する治療 |
|---|---|---|---|
| 黒クマ(影クマ) | 目の下のふくらみや、その下のくぼみによる影 | くぼみが主な原因なら合いやすい | ふくらみが大きければ脱脂や裏ハムラ法 |
| 青クマ | 皮膚の薄さや血流の状態で青っぽく見える | 皮膚の薄さによっては補助的に検討する | 肌育注射で皮膚のハリを整える |
| 赤クマ | 突出した脂肪に押された筋肉の色が透ける | 単独では整えにくい | 脱脂や脂肪の再配置、注入の組み合わせ |
| 茶クマ | 色素沈着など皮膚の色 | ボリュームの問題ではないため合わない | 色の原因に合わせたスキンケアや治療 |
手鏡を持って上を向いたとき、影が薄くなるならくぼみやふくらみによる影、上を向いても色が変わらないなら皮膚の色が関わっている可能性があります。ただし自己判断は難しいため、診察では正面と横から、ふくらみとくぼみ、皮膚の余りを確認して判断します。目元の悩み全体の整理は、目元・クマのお悩みページでもご覧いただけます。
年齢によっても、目の下のクマの成り立ちは変わります。20〜30代では、生まれつきの骨格やふくらみによる影が中心のことが多く、40代以降は頬のボリュームの低下や皮膚のゆるみが重なってきます。同じ目の下のヒアルロン酸でも、年代と原因によって入れる位置と量が変わるのはこのためです。
クマ取り手術とヒアルロン酸の使い分け
手術と注入治療は、どちらも目の下の段差を目立ちにくくする治療ですが、アプローチが違います。手術はふくらみや皮膚を取り除いたり移動させたりする方法で、注入治療はボリュームを補う方法です。
| 状態 | 合いやすい方法 |
|---|---|
| くぼみや肌の薄さが主な原因 | 目の下のヒアルロン酸などの注入治療 |
| 目の下の脂肪のふくらみが大きい | 経結膜脱脂術(下まぶたの裏側から余分な脂肪を取る) |
| ふくらみとくぼみの両方がある | 裏ハムラ法(脂肪を取るのではなく、くぼみへ移動させる) |
| 脱脂のあとにくぼみが残った | 注入治療で補う、または組み合わせる |
| 皮膚の余りやしわが強い | 皮膚側から行う手術(表ハムラ法、下眼瞼たるみ取り) |
大きな脂肪のふくらみや余分な皮膚は、注射だけでは取り除けません。ふくらみがある状態で目の下のヒアルロン酸を足すと、ふくらみの下を埋めることはできても、目の下全体が前に出て見えることがあります。一方で、ふくらみが小さくくぼみが目立つ方は、手術をしなくても注入で影がやわらぐことがあります。
ヒアルロン酸のかわりに、ご自身の脂肪で補う脂肪注入(エクラリッチ)を検討することもあります。皮膚の薄さや小じわが気になる方は、目元向けのリジュランiなどの肌育注射を組み合わせることもあります。目元のリジュランiについては「目元のリジュランiを大宮で相談する方へ|小じわ・腫れ・内出血の注意点」で説明しています。
目の下のヒアルロン酸で注意したい症状
チンダル現象(青く透けて見える)
目の下の皮膚はとても薄いため、ヒアルロン酸が浅い層に入ったり、量が多かったりすると、注入した部分が青白く透けて見えることがあります。光が製剤に当たって散らばることで起こるとされ、チンダル現象と呼ばれます。防ぐには、皮膚の厚さに合った深さと製剤を選び、少量ずつ入れることが大切です。起きてしまった場合は、ヒアルロン酸溶解注射で減らす方法があります。
むくみが長引く・ふくらんで見える
目元はもともとむくみやすい部位で、当院のヒアルロン酸注射の施術ページでも、唇や目周りはむくみが強く出る場合があると案内しています。ヒアルロン酸は水分を抱える性質があるため、量が多いと、朝のむくみが強く見えたり、目の下がぷっくりふくらんで見えたりすることがあります。目の下のヒアルロン酸は、少なめから始めて、腫れが引いたあとに追加を判断するのが基本です。
凹凸・しこり・左右差
皮膚が薄いため、わずかな量の差や偏りでも、凹凸やしこりとして分かりやすい部位です。腫れが落ち着いてから再評価し、経過観察、追加注入、溶解などを検討します。
血管塞栓
目のまわりには、目の奥へつながる血管が通っています。まれに製剤が血管に入る、または血管を圧迫することで血流障害が起こると、皮膚の虚血・壊死、視力障害・失明などの重い合併症につながる可能性があります。注入中や注入後に強い痛み、急な皮膚の色の変化、視界の異常、目の痛み、強い頭痛が出た場合は、直ちに当院へご連絡ください。視界に異常があるときは、当院の返事を待たずに救急医療機関を受診してください。
副作用全体の起こりやすい時期と対処は、「ヒアルロン酸注射の副作用とリスク|内出血・しこり・血管塞栓」でまとめています。
目の下のヒアルロン酸の施術の流れ
- 診察・カウンセリング:クマの種類、ふくらみとくぼみ、皮膚の余り、過去の目元の手術や注入歴を確認し、目の下のヒアルロン酸が合うかを判断します。
- 写真撮影・デザイン:正面・斜め・横から記録し、表情を動かした状態も見て、注入する位置と避ける位置を決めます。
- 冷却・注入:医師が針またはカニューレを使い分け、深さと量を調整しながら少量ずつ注入します。
- 仕上がり確認:凹凸、左右差、皮膚の色を確かめ、ご自宅での過ごし方と早めの連絡が必要な症状をご説明します。
過去に目元の手術や注入治療を受けたことがある方は、必ず診察時にお知らせください。過去の注入物の種類や位置が分からず、安全な注入計画を立てられない場合は、施術を見送ることがあります。
診察で医師が確認すること
目の下のヒアルロン酸は、同じ「クマ」の相談でも、人によって入れる位置も量もまったく違います。エクラクリニック大宮の診察では、主に次の点を確認してから、ヒアルロン酸が合うかどうかを判断します。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| ふくらみの大きさ | ふくらみが大きいと、下を埋めても目の下全体が前に出て見えることがある |
| くぼみの深さと位置 | 溝が目頭側にあるか、頬側にあるかで、入れる位置と製剤が変わる |
| 皮膚の厚さと色 | 皮膚が薄いほど凹凸やチンダル現象が出やすく、色の問題は注入では変わらない |
| 皮膚の余り・しわ | 余った皮膚は注入では引き締まらず、手術のほうが合うことがある |
| 過去の手術・注入歴 | 脱脂後の状態や残っている製剤で、入れ方と量の判断が変わる |
| むくみやすさ | 朝のむくみが強い方は、量を控えめにして経過を見ることが多い |
確認の結果、目の下のヒアルロン酸よりも手術や肌育注射が合う場合は、その理由をお伝えします。注射と手術のどちらにするかを決めていなくても、診察を受けてから選んでいただけます。
目の下のヒアルロン酸の持続と、くり返すときの注意
目の下のヒアルロン酸は、時間とともに少しずつ体に吸収されます。持続の目安は、製剤の種類、注入量、組織の動き、代謝などで変わるため、使う製剤を決めたうえで個別にご説明します。目元はまばたきや表情でよく動く部位ですが、くり返し注入すると製剤が残っていることもあります。
追加の前には、以前の製剤がどこにどの程度残っているかを診察します。前回の分が残っているのに重ねると、ふくらみやチンダル現象の原因になることがあるためです。ヒアルロン酸の効果と持続の全体像は「ヒアルロン酸注射とは?効果・向いている悩み・持続の考え方」でまとめています。
目の下のヒアルロン酸の料金
目の下は使う量が少ないことが多い一方、製剤の性質と注入の深さが仕上がりを左右します。当院の料金表の金額は次のとおりです。必要な量は、くぼみの深さと皮膚の厚さを見て診察でご説明します。
| 製剤 | 通常価格 | LINE限定価格 |
|---|---|---|
| 韓国製ヒアルロン酸 1本1cc | 35,000円 | 29,800円 |
| アラガン製ヒアルロン酸 1本1cc | 60,000円 | 50,000円 |
| SKINVIVE(スキンバイブ)1本1cc | 50,000円 | 44,000円 |
※2026年10月31日時点の料金表の金額で、すべて税込です。LINE限定価格は公式LINEにご登録いただいた方限定の価格、初回価格は初めてその施術を受ける方の価格、チケットは1回あたりの金額です。初診料・再診料は0円です。最新の料金と適用条件は料金表でご確認ください。
料金表では、ヒアルロン酸のモニターは合計から15%引きと案内しています。他院で入れたヒアルロン酸がチンダル現象やふくらみの原因になっている場合は、先に溶解注射で整えることがあります。溶解注射の金額は料金表のヒアルロン酸溶解注射でご確認いただけます。
施術後の過ごし方
施術当日は、目元を強く押したり、こすったり、もんだりしないでください。目元はアイメイクやクレンジングで触れることが多い部位なので、針穴の出血が止まり、痛みや腫れが強くなければメイクはできますが、強くこすらないように注意します。当日は飲酒、激しい運動、サウナ、長時間の入浴を控えてください。
腫れやむくみは数日で軽くなることが多いものの、目元は長引くことがあります。内出血は1〜2週間ほど目立つことがあるため、大切な予定の前は余裕をもって受けましょう。コンタクトレンズを使う方は、つけ外しで目元を強く引っぱらないようにしてください。
ほかの施術を組み合わせる場合は、当院の施術間隔の目安に沿って順番を決めます。目元の肌育注射(医師の手打ち)は、ヒアルロン酸の前後どちらでも同じ日に受けられます。ヒアルロン酸どうしは4週間あけます。
涙袋のヒアルロン酸との違い
目の下のヒアルロン酸と似た施術に、涙袋のヒアルロン酸があります。涙袋は、まつ毛のすぐ下のふくらみに少量を足して、目元に立体感を出す施術です。目の下のくぼみを整える施術とは、注入する位置も目的も違います。涙袋の下にくぼみがある方では、涙袋だけを大きくすると影が強く見えることもあるため、両方のバランスを見て決めます。
目の下のヒアルロン酸に関するよくある質問
- Q. 目の下のヒアルロン酸で、クマは完全に消えますか?
- A. くぼみによる影は目立ちにくくなることがありますが、色や強いふくらみは残ることがあります。クマの原因が重なっている場合は、手術や肌育注射などとの組み合わせをご提案します。
- Q. クマ取りの手術のあとでも受けられますか?
- A. 脱脂のあとにくぼみや影が気になる方は、注入治療で補う方法があります。手術の時期や経過によって判断するため、手術の内容を診察でお知らせください。
- Q. チンダル現象が起きたら治せますか?
- A. ヒアルロン酸によるものであれば、溶解注射で減らせる場合があります。必要以上に溶けたり、追加の溶解が必要になったりすることもあるため、範囲は診察で決めます。
- Q. 目の下のヒアルロン酸のあと、すぐにメイクできますか?
- A. 針穴の出血が止まり、痛みや腫れが強くなければ可能です。アイメイクやクレンジングのときに、目元を強くこすらないよう注意してください。
- Q. 目の下のヒアルロン酸と脂肪注入はどちらがよいですか?
- A. ヒアルロン酸は量を調整しやすく、溶かして戻せる点が利点です。脂肪注入はご自身の組織を使う方法で、脂肪の採取が必要です。くぼみの程度とご希望を見てご説明します。
目の下のヒアルロン酸は、クマの原因を見分けたうえで使えば、切らずに影をやわらげられる治療です。ふくらみが原因か、くぼみが原因か、手術とどちらが合うかを決めきれない段階でもご相談いただけます。埼玉・大宮で目の下のヒアルロン酸やクマ治療をご検討の方は、エクラクリニック大宮にご相談ください。
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監修医師
エクラクリニック大宮 院長 山洞 龍馬(さんどう りょうま)。日本美容外科学会(JSAS)正会員。経歴と資格はクリニック・院長紹介をご覧ください。
クリニック案内
| 項目 | 内容 |
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| 医院名 | エクラクリニック大宮 |
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