脂肪溶解注射には、注射した部位の脂肪細胞を壊して数を減らし、二重あごや頬下など落ちにくい部分の輪郭を少しずつ整える効果があります。体重を落とす治療ではなく、顔や体の一部を整える治療であり、1回ごとの変化は穏やかに積み重なっていきます。
この記事では、エクラクリニック大宮で使用している脂肪溶解注射「カベリン」をもとに、成分と仕組み、ダイエットとの違い、効果が出る時期と回数、効果を感じにくいケース、ほかの小顔治療との違いを解説します。施術の流れや料金はカベリン(脂肪溶解注射)の施術ページでもご案内しています。
この記事で分かること
- 脂肪溶解注射とはどのような治療か
- カベリンの成分と、脂肪細胞に働く仕組み
- ダイエットで脂肪が減る仕組みとの違い
- 脂肪溶解注射の効果が出る時期と、必要な回数の目安
- 効果を感じにくい原因と、向いている人・向かない人
- HIFU・ボトックス・脂肪吸引との違い
脂肪溶解注射とは
脂肪溶解注射は、脂肪に働きかける薬剤を皮膚の下の脂肪層に注射し、部分的に脂肪を減らす治療です。メスを使わず注射だけで行えるため、切る手術に抵抗がある方や、仕事を長く休めない方にも選ばれています。
脂肪溶解注射の効果が期待できるのは、指でつまめるやわらかな脂肪です。二重あご、頬下、口横のもたつき、二の腕、お腹、腰、背中など、ダイエットをしても落ちにくい部分の脂肪の改善に用いられます。反対に、皮膚のたるみや筋肉の張り、骨格が原因で大きく見えている場合は、脂肪溶解注射だけでは変化を感じにくくなります。
エクラクリニック大宮で使用している製剤
当院では、韓国のDEXLEVO社が製造する脂肪溶解注射「カベリン(Kabelline)」を使用しています。デオキシコール酸0.5%を中心に、L-カルニチンとアーティチョークを配合した製剤で、1本あたり8mLです。二重あごや頬下など、顔の複数部位に細かく打ち分けやすい容量となっています。
脂肪溶解注射の仕組みと成分
カベリンに含まれる主な成分と、その働きをまとめました。
| 成分 | 働き |
|---|---|
| デオキシコール酸 | 脂肪細胞の膜に働きかけ、注射した部分の脂肪細胞を壊す。壊れた脂肪は時間をかけて体内で処理される |
| L-カルニチン | 脂肪からエネルギーを作り出す際に関わる成分 |
| アーティチョーク | 植物由来の成分で、製品の補助成分として配合 |
中心となるのはデオキシコール酸です。もともと体内にも存在する胆汁酸の一種で、脂肪を乳化させる性質をもちます。注射すると脂肪細胞の膜が壊れ、中の脂肪が外に出ます。こうして壊れた脂肪細胞や脂肪は、体内の細胞によって少しずつ処理・排出されていきます。
この処理には時間がかかるため、脂肪溶解注射の効果は注射した直後ではなく、数週間かけて少しずつ現れます。施術後に腫れや熱っぽさが出るのも、この過程で組織が反応しているためです。ダウンタイムの経過は「脂肪溶解注射のダウンタイム|腫れ・痛み・内出血はいつまで続く?」でくわしく説明しています。
ダイエットと脂肪溶解注射の効果の違い
ダイエットで体重が減るとき、脂肪細胞の数はほとんど変わらず、一つひとつの脂肪細胞が小さくなります。そのため、もともと脂肪細胞が多い部位は、体重が落ちても厚みが残りやすくなります。体重が減っても二重あごだけが残ってしまうのは、このためです。
一方で脂肪溶解注射は、注射した部位の脂肪細胞そのものを壊して数を減らします。気になる部分だけを狙って脂肪を減らせる点が、脂肪溶解注射の特徴です。
| ダイエット | 脂肪溶解注射 | |
|---|---|---|
| 脂肪の減り方 | 脂肪細胞が小さくなる | 注射した部位の脂肪細胞が壊れて減る |
| 減る場所 | 全身。部位は選べない | 注射した部位だけ |
| 体重 | 減る | ほとんど変わらない |
| 向いている悩み | 全身の体重や体脂肪 | やせても残る部分的な脂肪 |
また、ダイエットでは顔の脂肪が先に落ちて頬がこけてしまい、気になる二重あごだけが残る、ということもあります。脂肪溶解注射なら、残したい部分と減らしたい部分を分けて調整できます。
ただし、脂肪溶解注射の後に体重が増えると、残っている脂肪細胞が大きくなり、再び厚みが出ることがあります。処理された脂肪細胞は元に戻りにくいものの、治療後も体重管理を心がけることが大切です。
脂肪溶解注射の効果が出る時期と回数
脂肪溶解注射の効果は、1回で顔全体が大きく変わるものではありません。1〜2週間ほどの間隔で3〜5回受けていただくのが目安で、回数を重ねるごとに少しずつすっきりしていきます。1回でも脂肪の減少を実感できることはありますが、必要な回数は脂肪の量や部位、1回の注入量によって変わります。
| 脂肪の状態 | 回数の考え方 |
|---|---|
| 脂肪が薄い・範囲が狭い | 少ない回数で済むこともある |
| 脂肪が厚い・範囲が広い | 回数が必要になることがある |
| 体の広い範囲 | 多くの量と回数が必要。費用と見込める変化を比較して決める |
当院では、1回に大量に注入しません。大量に打つと腫れや痛みが強くなり、左右差も判断しにくくなるためです。腫れが落ち着いてから写真と触診で確認し、十分にすっきりした時点で終了します。顎下や頬など部位ごとの量の考え方は「顎下の脂肪溶解注射|必要な量・回数と気をつけたいリスク」と「頬の脂肪溶解注射|頬肉を減らす範囲と頬こけを防ぐ考え方」で説明しています。
脂肪溶解注射の効果を感じにくい原因
「脂肪溶解注射は効果がない」という声を聞くことがありますが、その多くは、脂肪以外の原因に対して注射している場合や、注入量や回数が足りていない場合です。主な原因を整理しました。
| 原因 | 起こること | 検討する治療 |
|---|---|---|
| 皮膚のたるみが主な原因 | 脂肪を減らしても輪郭がぼやけたまま | HIFU、糸リフト |
| 咬筋(エラの筋肉)の張り | 脂肪溶解注射では筋肉は小さくならない | エラボトックス |
| 骨格・あごの小ささ | 脂肪が少なくても二重あごに見える | 診察で原因を説明し、合う方法を相談 |
| 量・回数が足りない | 1回だけでは変化が分かりにくい | 経過を見ながら回数を重ねる |
| 治療後の体重増加 | 残った脂肪細胞が大きくなる | 体重管理 |
エクラクリニック大宮では、脂肪の厚さ、皮膚のゆるみ、筋肉、骨格、左右差を確認し、本当に脂肪が原因なのかを見極めてから注射します。脂肪が少ない方へ無理に注射をおすすめすることはせず、HIFUやボトックスなど、より適した治療があればはっきりとお伝えします。顔が大きく見える原因の見分け方は小顔・輪郭のお悩みページにまとめています。
脂肪溶解注射の効果が期待できる人・向かない人
向いている方
- 二重あごを減らして横顔をすっきりさせたい
- 頬下や口横のもたつきをすっきりさせたい
- 体重を落としても顔の脂肪だけが残ってしまう
- 二の腕やお腹など、部分的な脂肪が気になる
- 脂肪吸引には抵抗があり、切らずに整えたい
- 急激に印象を変えず、少しずつ自然にすっきりさせたい
ほかの治療を考えたほうがよい方
- 皮膚のたるみが目立ち、脂肪があまりつまめない
- 奥歯を噛みしめたときにエラが大きく張る
- 1回で大きく変えたい、一度に多くの脂肪を取りたい
- 頬の脂肪がもともと薄く、こけて見えるのが心配
向き・不向きの考え方は「大宮でカベリンを検討する方へ|脂肪溶解注射が向く顔・向かない顔」でも説明しています。
HIFU・ボトックス・脂肪吸引との違い
いずれも輪郭を整える治療ですが、アプローチする原因や変化の現れ方が異なります。
| 治療 | アプローチする原因 | 変化の特徴 |
|---|---|---|
| 脂肪溶解注射(カベリン) | 指でつまめるやわらかな脂肪 | 切らずに少しずつ減らす。1回の変化は穏やか |
| HIFU(ハイフ) | 皮膚が下がって輪郭がぼやけている | 引き締めを目指す |
| エラボトックス | 発達した咬筋(エラの筋肉) | 筋肉を小さくして張りをやわらげる |
| 脂肪吸引注射 | 頬・顎下などの脂肪 | 小さい器具で脂肪を直接吸引する |
| 脂肪吸引 | 頬・顎下の皮下脂肪 | 一度に多くの脂肪を取り、大きな変化を目指す。ダウンタイムは長くなることがある |
カベリンは一度の変化が穏やかですが、切らずに受けられるため、手術を避けたい方、仕事を長く休めない方、自然な変化を希望する方に向いています。一方で、脂肪の量が多く、短い期間でしっかり減らしたい場合は、脂肪吸引注射や脂肪吸引のほうが希望に近づきやすいこともあります。どちらが合うかは、脂肪の量と、許容できるダウンタイムの長さで考えます。
脂肪・皮膚のゆるみ・筋肉が重なっている方も多いため、カベリンとHIFU、またはボトックスを順番に行うこともあります。一度に詰め込まず、変化を確認しながら必要な治療だけを行います。使い分けは「ハイフ・カベリン・ボトックスの使い分け|大宮で小顔治療を相談する前に」でも紹介しています。
脂肪溶解注射の流れ
脂肪溶解注射の効果を引き出すには、どこに、どの深さで、どれだけの量を注入するかという設計が欠かせません。同じ製剤であっても、注射する位置や量によって仕上がりが変わるためです。当院での施術の流れは次のとおりです。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ご予約 | LINEまたはWEBから予約する |
| 医師の診察 | 脂肪の厚さを触って確かめ、皮膚のゆるみ、筋肉、骨格、左右差を確認する。安全に打てる範囲を見極めて注入位置を決める |
| 洗顔・写真撮影・マーキング | 顔への施術ではメイクと日焼け止めを落とす。立った状態と仰向けの両方で脂肪の位置を確認して印を付ける |
| 注射 | 冷やしてから極細の針で注射する。注射は10〜20分ほど(範囲により異なる) |
| 腫れの確認・ご帰宅 | 腫れ、痛み、出血を確認し、自宅での過ごし方を説明する |
正面だけでなく、横顔や笑った表情も見て範囲を決めます。若々しい印象を作る頬の高い位置の脂肪は残し、こけて見えないようにするのも大切なポイントです。
脂肪溶解注射の効果を確かめる方法
変化は少しずつ現れるため、毎日鏡を見ていると変化に気づきにくいことがあります。脂肪溶解注射の効果を正しく判断するには、同じ条件で比較することが大切です。
- 施術前と同じ角度・同じ明るさで、正面と横顔の写真を撮っておく
- 腫れが引いた時期(施術から2週間ほど)に比べる
- あごと首の境目、フェイスラインの影、服の上からのラインなど、具体的な場所で見る
- 体重の増減も記録しておき、変化の理由を分けて考える
当院でも、毎回写真と触診で前回からの変化を確認し、次回以降の注入量や回数、終了の時期を決めます。
脂肪溶解注射(カベリン)の料金
| 施術 | 通常価格 | LINE限定価格 | 初回価格 |
|---|---|---|---|
| カベリン 1本(8cc) | 31,300円 | 25,000円 | 15,000円 |
※2026年11月1日時点の料金表の金額で、すべて税込です。LINE限定価格は公式LINEにご登録いただいた方限定の価格、初回価格は初めてその施術を受ける方の価格、チケットは1回あたりの金額です。初診料・再診料は0円です。最新の料金と適用条件は料金表でご確認ください。
回数と量によって総額が変わるため、計算の例は「脂肪溶解注射の値段|cc数・部位・回数から考える費用」にまとめています。診察後に使用量と合計金額を確認してから施術を始めます。
脂肪溶解注射のリスクと受けられない方
注射部位の腫れ、赤み、痛み、熱っぽさ、むくみ、内出血、かゆみ、しびれ、硬さ、つっぱり感が出ることがあります。腫れや痛みは数日、内出血は1〜2週間ほど残ることがあります。まれに、アレルギー、感染、しこり、傷あと、皮膚のただれや壊死、血管の損傷、注射部位の脱毛が起こることがあり、顎下では笑顔の左右差や飲み込みにくさが出ることがあります。
妊娠中・授乳中の方、注射部位に炎症や感染がある方、カベリンの成分でアレルギーを起こしたことがある方、重い持病がある方、血液を固まりにくくする薬を服用している方などは受けられません。くわしくはカベリンの施術ページをご覧ください。
脂肪溶解注射の効果に関するよくある質問
- Q. 脂肪溶解注射の効果はいつから分かりますか?
- A. 腫れが落ち着いた後、数週間かけて少しずつ現れます。1〜2週間ほど間隔を空けて3〜5回が目安で、回を重ねるごとに変化を確認します。
- Q. 脂肪溶解注射の効果は1回でも出ますか?
- A. 1回でも脂肪が減ることはありますが、変化は穏やかです。脂肪の量や範囲によって必要な回数が変わります。
- Q. 減った脂肪は元に戻りますか?
- A. 処理された脂肪細胞は元に戻りにくいですが、体重が増えると残った脂肪細胞が大きくなり、再び厚みが出ることがあります。
- Q. やせ型でも受けられますか?
- A. やせていても、あごが小さい、脂肪が下に集まりやすいなどの理由で二重あごが目立つことがあります。つまめる脂肪がある場合は検討でき、脂肪が少ない場合はほかの治療をご提案します。
- Q. 脂肪溶解注射は痛いですか?
- A. 冷やしてから極細の針で注射します。針を刺すときのチクッとした痛みや、薬剤が入るときのしみる感じがあり、施術後は数日、押したときの痛みや熱っぽさが出ることがあります。
- Q. 体にも打てますか?
- A. 二の腕、お腹、腰、背中などにも使用できます。広い範囲では多くの量と回数が必要になるため、費用と見込める変化を比較して、医師が適切な方法をご説明します。
- Q. 男性も受けられますか?
- A. 受けられます。男性はあご下の脂肪が厚いことや、エラの筋肉が一緒に張っていることがあるため、脂肪と筋肉を分けて診察します。
脂肪溶解注射には、注射した部分の脂肪細胞を減らし、ダイエットでは落ちにくい箇所の輪郭を少しずつ整える効果があります。脂肪が原因かどうかを見極め、量と回数を調整しながら進めることで、自然な変化を目指せます。埼玉・大宮で脂肪溶解注射をご検討の方は、エクラクリニック大宮にご相談ください。
関連ページ
- カベリン(脂肪溶解注射)の施術ページ
- 小顔・輪郭の悩みと治療の選び方(お悩みページ)
- 脂肪溶解注射のダウンタイム|腫れ・痛み・内出血はいつまで続く?
- 顎下の脂肪溶解注射|必要な量・回数と気をつけたいリスク
- 頬の脂肪溶解注射|頬肉を減らす範囲と頬こけを防ぐ考え方
- 脂肪溶解注射の値段|cc数・部位・回数から考える費用
- 二重あごは脂肪・たるみ・骨格のどれ?大宮でカベリンとハイフを比較
- 大宮でカベリンを検討する方へ|脂肪溶解注射が向く顔・向かない顔
- ハイフ・カベリン・ボトックスの使い分け|大宮で小顔治療を相談する前に
- 大宮でハイフを受ける前に|たるみ・フェイスラインに向く人向かない人
- 大宮でエラボトックスを検討する方へ|40単位・80単位の考え方
- 脂肪吸引注射
- HIFU(ハイフ)
- 料金表
- 施術間隔の目安
- 初めての方へ
- よくあるご質問
監修医師
エクラクリニック大宮 院長 山洞 龍馬(さんどう りょうま)。日本美容外科学会(JSAS)正会員。経歴と資格はクリニック・院長紹介をご覧ください。
クリニック案内
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 医院名 | エクラクリニック大宮 |
| 住所 | 〒330-0844 埼玉県さいたま市大宮区下町1丁目45 松亀センタービル 103 |
| アクセス | JR大宮駅東口から徒歩6分(道順を見る) |
| 診療時間 | 10:00–19:00(完全予約制) |
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